幹細胞化粧品の中でも、最もメジャーなのが植物由来のものです。安全度も高く、価格も手頃。それでいて、エイジングケアを中心にしっかり効果を実感できるのが人気の理由です。

植物幹細胞エキスは、抽出する植物によって様々な種類があり、それぞれ効果が異なります。

どんな種類の植物が使われ、どのような働きが期待できるのか。植物幹細胞について詳しく見ていきましょう。

代表的な植物幹細胞の種類

化粧品に配合される植物幹細胞エキスの中で、代表的なものを中心に紹介していきます。

リンゴ幹細胞エキス

西洋リンゴの一種である、「ウトビラー・スパトラウバー」の幹細胞を培養し、抽出したものです。角層まで浸透できるようにナノカプセル化しているものもあります。

奇跡のリンゴ

このウトビラー・スパトラウバーは「奇跡のリンゴ」の異名を持つリンゴです。

このリンゴは長期保存しても味がほとんど落ちないことで有名な品種で、4ヶ月経過しても腐らないという特徴があります。いまでは、世界にたった20本しか残っていない絶滅寸前のリンゴともいわれています。

この貴重なリンゴから幹細胞を抽出して作られた幹細胞エキスを、ミベールバイオケミストリー社の培養技術によって、細胞を培養していくことで量産が可能となりました。

どんな効果が期待できる?

表情ジワの改善が実証

リンゴ幹細胞エキスには、ヒト皮膚幹細胞のはたらきを促進させ、目尻などの表情ジワを減らすことが実験により明らかになっています。

(参考)4カ月間腐らない魔法のリンゴエキス!?抗シワ効果・抗老化!

http://www.holstein.co.jp/pdf/products/134.pdf

お肌本来の機能をサポート

リンゴ幹細胞には角質細胞を活性化させる働きがあるため、お肌本来の強さや力をサポートしてくれます。細胞が活性化されることで、シワやほうれい線といったエイジングサインも目立たなくなります。

肌の老化を食い止める

リンゴ幹細胞エキスは、保護環境ストレス等によるダメージから肌の幹細胞を守ることで、肌の老化を食い止める働きが期待されています。

皮膚の幹細胞は加齢により衰えていくため、肌荒れやシワなどのトラブルも起こりがちに。植物幹細胞化粧品は、これらのエイジングサインの原因に、根本からアプローチ出来るのが魅力です。

(参考)PhytoCellTecTM 幹細胞エキス H. Holstein エイチ・ホルスタイン株式会社

http://www.holstein.co.jp/products/pct/01

アルガン幹細胞エキス

モロッコの砂漠地帯にしか生息せず、数年雨が降らなくても枯れることがないといわれている、アルガンツリーから採取されるエキスです。

砂漠育ちで雨が降らなくてもすぐに枯れないアルガンツリーは、「奇跡の木」とも呼ばれるほど生命力が高いことで知られています。

保湿オイルなどの原料としてよく利用されるアルガンオイルも、このアルガンツリーが原料です。アルガンツリーの新芽部分に存在する幹細胞が、アルガン幹細胞と呼ばれています。

真皮幹細胞の活性化に働きかける

アルガン幹細胞エキスには、お肌の真皮幹細胞を活性化させる働きが期待されています。真皮幹細胞が活性化されることで、皮膚内でコラーゲンやエラスチン繊維を生み出す「線維芽細胞」の活性化にもつながります。

線維芽細胞の活性化による肌への影響

  • 古くなったコラーゲンが代謝され、増える
  • お肌の内側から潤い、乾燥が減る
  • ハリ・弾力が高まり、たるみ毛穴やシワが緩和される

カミツレ幹細胞エキス

お茶やアロマオイルなどで知られるカモミールから採取される幹細胞エキスです。(カミツレはカモミールの和名)

カモミールはお肌に最もやさしい花ともいわれており、保湿や透明感を与える効果などが期待されています。古くから美容製品にしばしば使われてきているほど歴史もある植物原料です。

表皮細胞にアプローチし年齢肌をケア

カミツレ幹細胞エキスは、肌の表皮細胞を生み出す母細胞にアプローチし、表皮細胞の数を増加させる働きがあります。

表皮細胞が増えることで、ターンオーバーが促され、元気な肌を産み出せるようになります。肌の衰えの原因に対して、根本からケアすることが出来ます。

(参考)TA-幹細胞に働きかける:ビオセルアクト カモミラ B|一丸ファルコス株式会社

http://www.ichimaru.co.jp/products/chamomilla.html

TA幹細胞を活性化させ、肌の老化防止に役立つ

カミツレ幹細胞エキスには、表皮細胞を生み出す働きを持つTA細胞を活性化させる働きもあります。

このTA細胞の活性化は、肌の老化抑制につながるため、エイジングケアに非常に効果的。シワや乾燥に対しても有効です。

(参考)幹細胞活性化剤カミツレ抽出液による皮膚老化予防

http://www.ichimaru.co.jp/research/pdf/ipc20110609.pdf

他にも様々な植物の幹細胞培養エキスが使われている

代表的な3種類の植物幹細胞を紹介しましたが、ほかにもたくさんの種類の植物幹細胞があります。

その他の植物由来幹細胞培養エキスと期待できる効果

  • クリスマムマリチマムカルス培養液(保湿)
  • エリンギウムマリチムムカルス培養液(保湿)
  • 緑茶幹細胞エキス(抗酸化)
  • バラ幹細胞エキス(抗酸化)
  • 稲幹細胞エキス(抗酸化、美白)
  • トマト幹細胞エキス(抗酸化)

植物幹細胞エキスのココが魅力

幹細胞培養エキスには、原料の種類を問わず、高い抗酸化作用や保湿効果、シワ・たるみ改善など、多くのエイジングケア効果が期待できます。

今度は、ヒト由来の幹細胞エキスや、動物由来のものと比べて、植物幹細胞ならではの魅力について紹介していきます。

高い安全性

ヒト由来幹細胞や動物由来幹細胞は検体によって品質を安定させにくいというデメリットがあります。

その点、植物幹細胞は、植物のどこを切り取っても採取できるため、安定した品質を保てます。

続けやすい価格

ヒト由来幹細胞や動物幹細胞と比べて、原材料が手に入りやすく大量生産しやすいため、植物幹細胞エキスが配合された基礎化粧品の価格は比較的リーズナブルです。

基本的にコスメは継続しなければ効果を実感しにくいので、続けやすい価格というのは非常に大きなメリットになります。

確かな効果を期待できる

今回ご紹介したリンゴやアルガンツリーから抽出される幹細胞エキスは、どの由来の幹細胞よりも抗酸化作用が強いことで知られています。

抗酸化作用を利用して身体の老化が防げるだけでなく、高い保湿効果も期待できるため、乾燥肌の改善やシミ・シワなどの老化現象を防ぎやすくなります。

もちろん、効果が実感できるようになるまでは人によって差はありますが、目尻のシワが改善されたり、シミが薄くなるなど実験により多くの効果が確認されています。

まとめ

植物幹細胞エキスの種類や魅力、特徴を紹介しました。

ヒト由来幹細胞と比べて、効果の感じ方は若干穏やかではありますが、手頃な価格と豊富な成分で自分に合ったコスメを見つけやすく、続けやすいのが魅力です。

幹細胞エキスを使ったエイジングケアを考えている方は、まずはトライしやすい植物幹細胞コスメから使ってみてはいかがでしょうか。